莢(SAYA)@倉敷

  • 玉子麺
  • 具:焼豚、シナチク、ネギ、煮玉子
  • 麺:中ストレート麺(自家製麺
  • 汁:鶏ガラ、昆布等
  • 清潔感:
  • 接客:
  • その他:
  • 評価:B

新店はどこも多少の違いはあれ豚骨、魚粉、太麺というワンパターンの上に個性までないので、正直食べる気がしないので出掛けないことにしていた。その上、この店は開店当初は夜のみの営業だったので存在すら忘れていた。しかし、最近、店の前を通ると昼間もやっているようだし、おまけに塩が一押しのようなので気になって出掛けてみた。
一押しが塩なんだが敢えて醤油を頼んでみる。配膳された瞬間に美味しさが伝わってくるうような姿は予想外なので唖然、すかさず蓮華でスープを飲んでみると実に端麗で味わい深い。醤油の立った味の中に昆布の甘さ、旨みが濃縮されているような味わいに驚く。表面に浮かべられたラードもいいコクを演出している。何よりバカの一つ覚えの魚粉を使っていないのが清々しい。これに似たような味は98〜99年頃のくじら軒が近い感じか。おおよそ今の岡山では味わえないスープには間違い無し。
また多加水の麺が実に滑らかで美味しい、私程度でもするすると喉を通って行ってしまうほど。これほどの食感を持った麺も現在の岡山ではここでしか出会えない。当然、シナチクも焼豚も一口食べればちゃんと手間を惜しまずに作業されているのが目に浮かぶほど。これほどの店を今まで棚上げしておいたのは誠に恥ずかしい限り。まぁ、今は以前の様なラヲタじゃないので仕方ないか。
食後、後客が来るまでの間、少しばかり話をさせて頂いたのだが、予想外にラーメン屋での修行経験はなく、趣味が講じて出来上がったものだそう。麺もご自身で製麺されているというから驚きだ、そりゃここ以外で味わえないのは当然。倉敷での昼食のローテーション入決定!

  • 住所:岡山県倉敷市南町10-27
  • 電話:080-5750-7510
  • 営業:11:00〜14:00 18:00〜22:00
  • 定休:日曜日&木曜日