にぼし家@玉島

agharta2005-02-04

  • 「Bセット」
  • 具:焼豚、ネギ、シナチク
  • 麺:中細麺ストレート
  • 汁:鶏ガラ、煮干し、野菜
  • 清潔感:
  • 接客:
  • その他:
  • 評価:BC
  • 僅かに残る煮干しの苦みが気になるが、まぁ、美味しく食べられる。

  • 唐揚げ

単品で400円ももする唐揚げよりはこのBセットを注文する方が遙かに満足感があると思う。ってか、なぜ単品にはサラダが付いてない?基本的に酒は置いてあるがその客はターゲットにしていないと言うことなんだろうか。

  • 自作チャー丼

どうも間違った「自作チャー丼」が世に蔓延りつつあるので、この辺りで一度整理してラヲタでありチャドラーの襟を正したいと思う。
基本的に店のメニューに無い「チャー丼」を自作する以上、店または周囲の客への配慮を欠いてはその存在さえ有り得ないものと言わざるを得ない。そしてこの配慮の中の狭い選択肢にこそ作法が生まれ、その作法に精神が、神が宿るのである。
これは4畳半の質素な空間に同じく質素な茶器で独特の世界観、宇宙観を生み出した千利休の「詫び、寂び」と同質のもので、この独自の美意識を構築してこそ「自作チャー丼」が店主、ラヲタに限らず一般の方々までに有無を言わさず「美」として許容されるのである。
しかし、確かに与えられた選択肢の中では充分な焼豚が提供されなかったり、盛りつけの段階で色彩的にイマイチという部分はある。それ故、自作チャー丼を作るにあたりわざわざチャーシュー麺を頼んでしまったり、店側のご厚意に甘えてしまう部分はあるだろう。だが、ここで敢えて虚飾を廃し、あるがままの自作チャー丼の姿を突き進めることこそ我々を、そして自作チャー丼をより高みに引き上げてくれ「好奇」から「高貴」に生まれ変わらせてくれるのである。
ワルター・グロピウスによる「モダイニズム宣言」より現代デザインが始まった様に、いまここに「チャドラー教条主義」を宣言し、新たな運動の胎動に棹をさし、方向性を示したいと思う。(笑)