萬福軒@玉野
- こくまろわんたん
- 具:焼豚、もやし、ネギ、なると、わんたん(醤油)
- 麺:細ストレート麺
- 汁:鶏ガラ、豚骨、魚アラ、昆布等
- 清潔感:
- 接客:
- その他:
- 評価:BC
- スープの力強さに麺が完全に負けてしまっているのが残念。
何より脂を乳化させたスープが目を惹く。しかし、スープの見た目とは裏腹に、動物系より魚の旨味をドンと前へ飛び出させている味付けで、予想外に美味くて驚かされた。また、豚骨も足されているようで通常の物よりさらにコクが出ている。まさに「こくまろ」である。但し、骨粉や背脂で粘度を上げているようなこってりさは無いので、勘違いせずに賞味して頂きたい。また、ここまで脂に拘っているのならもう少し個性的な香りを演出して頂ければ、更に際立った仕上がりになるだろうと少々惜しい気もする。
残念なことに通常使用されている24番程度の細麺はこのスープには役不足、またわんたんも「生姜わんたん」と言っても良いほど生姜が効かされているのは、かなり好き嫌いが分かれると思う。茹で具合のせいか、わんたんの皮が前回食べた時の様なピロピロ感が無かったのも残念。
同行者の「醤油わんたん」も試食させて貰ったが、前回食べた物(http://d.hatena.ne.jp/agharta/20060815#p2)とは別物といわざる得ないぐらい「魚の旨味」が飛び出したスープに変わっており驚いた。
「一期一会」や「カレーラーメン」で話題なることの多い同店だが、ベースのメニューのしっかりとした味わいこそまず先に評価されるべきだと思う。