お多津@笠岡

agharta2005-05-11

  • 醤油ラーメン
  • 具:焼豚、ネギ、シナチク
  • 麺:中麺ストレート
  • 汁:鶏ガラ、昆布、鰹等謎の魚
  • 清潔感:
  • 接客:
  • その他:
  • 評価:B
  • それほど鰹の香り、旨みは表に出ていないけど訳の分からん旨み満載でそつがなく美味しい。煮鳥は使われてはいないが「斉藤正常進化バージョン」の様な趣。

以前の「イカ墨」を思わせるようなどす黒い醤油色に一瞬引くが、スープ自体は妙な香りも無くたった醤油味に濃縮された魚介系と思われる旨味が満載。ひょっとして昆布茶トリックの隠し味があるのかも知れないが、結果的に(゜д゜)ウマーであれば問題なし。
中麺も若干堅めの茹で上げ加減で美味い部類ではないが以前を思えば更に精進しており、歯触り、ざらつき感も向上で完食することが出来た。麺線を替えても最低限このレベルを維持してくれることを心より望む。
具材もいつも通りの仕上がりそれなりに文句はなかったが、脂を落とし過ぎた煮豚はやや残念。味付け、歯触り、旨味とも問題無いが舌に残った最後の感覚でパサツキ感を感じてしまった。まぁ、この辺はこのレベルの店でのみのブレの範囲内か。
「斉藤@笠岡」を知らない世代の方が多くなりつつある昨今だが、「煮鳥」という狭義の記号で「笠岡ラーメン」を括るよりは、こういうレンジの広げ方でディスコンストラクトするのも「表現」としては有りかなと思わせた一杯である。